日々台湾茶と戯れ、戯言をつぶやきます

台北茶博

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茶壹福

2025年11月14日開催の南港茶博レポート

南港茶博は前身の台北世貿茶博
南港に移ってから会場内を見るのが楽になりましたが、年々来場者が増えて歩くのもままならぬ状況
1Fは茶葉関連と食品関係、少しの咖啡関係
4Fは咖啡関係と食品機械、酒類
1Fより4Fのほうが混雑していた印象です
この展示会はトレードショーではなく一般開放型展示会なので、ほぼすべてが一般客でした

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1Fお茶関連

お茶関係は縣、地域単位でブースが組まれており比較的見やすくなっています
花蓮縣は蜜香紅茶と咖啡が目玉、お茶関連では嘉茗茶園と東昇茶荘がダントツでした
台東縣は紅烏龍茶が目玉ですが、残念ながら響くお茶はありませんでした
梨山系は有名な梨山茶常連茶園が出品してましたが、味香りともに普通とがっかり。新佳陽の茶園で気になるところがありましたが、価格面で予想を大きく上回ったたため断念、両親リンゴ農家からの茶農家へ新規参入ながら見どころありました。
杉林渓では昨年南投茶博で目をつけていた茶園が出展、改めて味わいましたがなかなかの出来栄え、目が離せません
文山坪林の茶園がぽつんと離れた場所に、気になって立ち寄るとここが大当たり。6代目の若い茶師の感性がなかなかです。継続して追いかけたい茶園です。文山コーナーの白茶園は安定の良さですが、すでに有名茶園なので追いかけなくても情報過多

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とはいえ

全般にゆっくり座って飲みたい茶園は数えるくらいです。ほとんどが試飲用に出されるお茶だけでスルー。私の場合第一印象で興味を持つか持たないか判断します。ただ見落としもあるので時間をおいて最低3回は回るようにしています。もう少し一押しのお茶を飲ませてくれるようになると嬉しいのですが、贅沢な要求なのでしょうか
最近の茶展示会ではマイカップ持参は当たり前になっており、紙コップやプラコップの使用は少なくなっています。しかし咖啡コーナーではほとんどが紙コップでした。紙コップだと香りに神の香りが被さり正しく味わえないのが難点だと思っています

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展示会の目的

私の場合展示会に参加する目的は一般的な茶のレベルの確認、茶農家が売りたいお茶を持ち寄る展示会だからこそ、そのレベルがどのように推移し、どんなお茶を売りたいのか感じることができます。
きらりと光る茶園が見つかれば大収穫、10年かけて付き合える茶園かを見極める取っ掛かりにしています。改良場の友人や農會の友人からの情報も貴重ですが、実際に自分で感じて選んだ茶園、茶師の人柄、お茶へのこだわりを時間をかけて見極める入口なのです。

次回は2026年3月のFoodex Japanに来日する台湾ブース、6月のFood Taipeiと新しい年へと向かいます

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2025年冬茶の成績

2025年の台湾は夏場の少雨による成長不良、その後の度重なる台風直撃による風害と豪雨被害
知り合いの茶園では被害の大きかった茶園では収穫量が例年の1/10と大きな減収となっており、茶園も甚大な被害でガタガタ、立て直すのに時間がかかりそうです。今の茶樹を廃棄して茶園整備の上、新茶樹苗を植えても収穫は4年後。茶園経営にとって大きな痛手です
しかし、原生林に囲まれた茶園などでは被害も少なく減収にはなりましたが品質の良いお茶ができていました、茶師の努力の賜物です