士林辛發亭
元祖「雪花冰」といえば士林辛發亭
士林夜市の名物といえば「雪花冰」という時代がありました。
まだ士林夜市が今のような混雑でなかった1980年代に辛發亭が雪花冰を発売したという新聞記事が出ました。その日の昼間、早速どんな食べ物なんだろうという興味で男二人で食べに行ったのが始まりです。発売開始二日目のことです。
台湾式挫冰とは違う食べ物ということで興味津々でした。もちろん、台湾で初めて発表された食べ物でした。

茶壹福
アッと驚く食べ物!
今でこそ普通にどこでも食べられる食べ物ですが、当時初めて食べた時の第一声は「かき氷ではなくかきアイス」でした。
かき氷の機械で凍らせた牛乳アイスを削って山盛りに、中にはフレッシュ芒果が入ってます。さらに芒果をトッピング。今はやりの芒果かき氷です。もう一つは削った牛乳アイスの山の中心に卵の黄身、まわりに黒ゴマを散らした不思議なものでした。
サイズは1つで二人で食べられる超大盛だったのを記憶しています。この後もこの店に通っていたのは懐かしい思い出です。
雪花冰、今ではどこでも食べられるスイーツとして定着したのはうれしい限りです。

茶壹福
当時の士林夜市は
当時は外国人がちらほらみられる程度のにぎやかな夜市という印象。通路の左右に路面店、通路の中央に屋台、食べ物と衣料品、雑貨などいろいろなものが、一番奥の「廟」に向かって並んでいました。一般人というより学生さん中心の夜市という印象でした。現在の士林夜市とは全く様子が違っています。
大通りの映画館横の路地から細い道を入って少し進むと左側に辛發亭、向かいに違う挫冰屋さんがありました。辛發亭は学生さんのたまり場的なお店で、一つの雪花冰をみんなでシェアーしていました。当時の士林夜市は女子学生が多かったという印象が残っています。
個人的には鶏の丸焼きが大好きで、よく食べていました。当時カルチャーショックだったのは鶏は頭も足もそのままついていたこと。日本人感覚ではびっくりすることも多かった。知らない食べ物もたくさんあり、時間があるとふらふらしていていました。当時は捷運(MRT)はもちろん開通前で、バスを利用していきました。定宿からは「213」番バスが便利でよく利用した路線でした。
台湾地元民の夜市はいつの間にか外国人が多くなり「観光夜市」と変貌し、さらに害人増加で面白みがなくなってきたのは残念です。日本のオーバーツーリズムで困ったと思っている日本人も台湾では逆の立場になっていることを忘れないようにしたいと思います。
茶壹福
士林辛發亭の雪花冰