日々台湾茶と戯れ、戯言をつぶやきます

「ちゃ」と「てぃー」

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茶壹福

お茶の呼び方には2種類の流れがある「

「ちゃ」
「てぃー」
世界でのお茶の呼び方にはこの2種類から派生していると一般に言われている

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茶壹福

ちゃ

「茶」から発生した「ちゃ」
中国語では「chá」の発音で呼ばれています
標準語といわれる地域での「茶」の呼び方である「ちゃ」
日本には仏教とともに伝来したと思われます、この修行僧が学んだ地域の言葉は標準語地域、今でいう北京語地域から派生した言葉を話していたので「ちゃ」という音と漢字が日本に持ち込まれたと思われます
推測ですが寺が薬湯として茶を飲ませる、さらにそのための茶栽培が広がる、そんな流れだったのでしょう

一般には陸路から広がったと言われていますが、これも一つの正解かなと思えます
「ちゃ」の派生語で呼ばれている国は仏教伝来や、陸路など標準語地域から「茶」が入ったのではないかと思われます

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茶壹福

てー

多民族国家である大陸には多くの方言があり、その地域特有の言葉があります
烏龍茶のふるさとと言われる福建省も北部と南部では使われていた言葉が違います
福建省の北部では「閩北語」、南部では「閩南語」が一般に使われていた言葉
北部を代表するお茶は大紅袍、南部を代表するお茶は鐵觀音茶
南部には厦門があり英国などへの最大の輸出港として栄えていました

南部の言葉「閩南語」は台湾語のルーツと言える言葉で、共通点が多くあります
この閩南語で「茶」は「てー」と発音されています、もちろん臺灣でも同じ「てー」と呼ばれて今の台北市内迪化街の川沿い「大稲埕」からお茶が出荷され、基隆経由で厦門、そこからカティーサーク号で英国へと輸出されていました
英国には閩南語の「てー」が使われ輸出、英国では「tea」として定着しました
これが海路から広がった国は「てぃー」という根拠になったのかもしれません

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茶壹福

台湾に逆輸入した名前

英国から名前が逆輸入したお茶には「東方美人茶」があります
台湾では「椪風茶」「膨風茶」どちらも(ぽんほんてー)と呼ばれます。前者は文山地域、後者は桃竹苗地域で使われている呼び名
このお茶は英国輸出後「オリエンタルビューティー」と呼ばれるようになり、ここから東方美人茶という名前が生まれました
お茶の名前ひとつ、呼ばれ方にもいろいろな逸話があって面白い