蜜香紅茶の王道
花蓮瑞穂の茶農家「高肇昫」師が奥さまの粘筱燕師、義姉東昇茶荘「粘」師と研究開発した台湾発の新しいタイプの紅茶
茶の害虫ウンカ(小綠葉蟬)の食害でダメージを受けた茶葉を使い、独特な香りを引き出し紅茶製法で作り上げたお茶
ウンカ食害茶葉は古くから「椪風茶(東方美人茶)」として有用に活用されてきましたが、ウンカは農薬に弱く当時の通常栽培では生産が難しいとされていました。花蓮縣は全国に先駆けて「無毒栽培」無農薬栽培を推進し、茶も例外ではありませんでした。この無農薬栽培がウンカ被害を引き起こし、そこから逆転の発想で生まれたのが蜜香紅茶です

茶壹福
王道とは
蜜香紅茶はウンカ被害にあった茶葉を用いて生産すればどのような茶品種でも生産可能です。しかし蜜香の出方は品種によって異なります
その違いを確かめるため、同じ茶畑に台湾で扱われている品種を作付け、3年以上の年月をかけ試験栽培しました。成長度合い、ウンカ食害に対する耐性、製茶したときの蜜香の出方、単位面積当たりの収穫量など多岐にわたる試験項目を行った結果
「大葉烏龍種」が最も優れた茶葉だったのです

茶壹福
その他の茶葉
台湾茶の王道「青心烏龍種」は大葉烏龍種と似ている茶葉です。しかし香りの出方に特徴があり、蜜香の香りの出方が均一ではありませんでした。金萱種も放散種であるもの香りに不満が残ります。四季春や新品種19號、20號も同様。18號紅玉では蜜香が全く違う形になり「奶香」に近い香りが出ることがわかりました。品種別に飲み比べてみると違いははっきりと判ります
このように試行錯誤して現在の「大葉烏龍種」に落ち着いたのです

茶壹福
大葉烏龍種
大葉烏龍種は台湾茶初期から青心烏龍種とともに栽培されてきた品種です。しかしその収量や香りなどから青心烏龍種が徐々に優位になり大葉烏龍種栽培は減少。現在商業栽培されているのは花蓮瑞穂周辺、文山坪林周辺だけとなってしまいました
蜜香紅茶以外にも烏龍茶、包種茶、緑茶など幅広く対応できる茶葉ですが、商業メリットのないお茶は淘汰される運命でした。しかし蜜香紅茶の登場により大葉烏龍種の新しい世界が広がることが期待されます
茶壹福
蜜香紅茶とは